バジル精油の使用例

バジル

概要

名の由来はギリシャ語の王を意味するBasilicosからとされ、『ハーブの王』や『香草の王』などと呼ばれる、イタリア料理で有名なハーブです。インド原産で、暖かく乾燥したところを好みます。

精油はメチルチャビコールを多く含むもの(エキゾチックバジルと呼ばれる)の他、リナロールを多く含むものや、オイゲノールを多く含むタイプがあるため、購入や使用時には成分を確認し、目的に合ったものを選ぶことが大切です。

バジル精油(メチルチャビコールタイプ)の特徴として、

  1. 鎮痙れん作用
  2. 抗ウィルス作用
  3. 感染による抗炎症作用
  4. 消化促進作用
  5. 健胃作用

などがあるとされ、部位として婦人科系、泌尿器系、消化管、運動器系などに使用されることが多いようです。

禁忌は無いとされていますが、メチルチャビコールを多く含むため十分に希釈して使用することが大切です。

具体的な使い方

PMS、生理痛に

精油を植物油やジェルで希釈し、下腹部に適量塗布。

ブレンドすると相乗効果が期待できるもの

  • カモマイル・ローマン
  • クラリーセージ
  • タラゴン
  • プチグレン
  • ヘリクリサム(イモーテル)
  • ラベンダー・アングスティフォリア
  • ローレル

など。

胃腸炎、胃痙れん、腸痙れん、消化不良、下痢に

精油を植物油やジェルで希釈し、腹部に適量塗布。

ブレンドすると相乗効果が期待できるもの

  • カモマイル・ローマン
  • カルダモン
  • タラゴン
  • プチグレン
  • ペパーミント*
  • レモン
  • ローレル

※ペパーミントは、3歳未満の乳幼児や妊産婦、てんかんの方は使用できません。

消化管の障害(吐き気、嘔吐、乗り物酔い、空気嚥下症、鼓腸、時差ぼけ)に

精油を植物油やジェルで希釈し、みぞおちや腹部に適量塗布。

ブレンドすると相乗効果が期待できるもの

  • カモマイル・ローマン
  • カルダモン
  • キャラウェイ
  • クミン
  • コリアンダー
  • ジンジャー
  • タラゴン
  • プチグレン
  • ペパーミント*
  • マジョラム
  • レモン*
  • ローレル

※ペパーミントは、3歳未満の乳幼児や妊産婦、てんかんの方は使用できません。
※レモンは光毒性があるため、塗布後4~5時間は直射日光や紫外線を避けてください。

筋肉の拘縮・痙れんに

精油を植物油やジェルで希釈し、患部に適量塗布。

ブレンドすると相乗効果が期待できるもの

  • イランイラン
  • ウィンターグリーン*
  • カモマイル・ローマン
  • タラゴン
  • プチグレン
  • ペパーミント*
  • ヘリクリサム(イモーテル)
  • ラベンダー・アングスティフォリア
  • ローズマリー・カンファー*
  • ローレル

など。

※ウィンターグリーンは、アスピリンアレルギーの方は使用できません。
※ペパーミントは、3歳未満の乳幼児や妊産婦、てんかんの方は使用できません。
※ローズマリー・カンファーは、乳幼児や妊産婦、てんかんの方は使用できません。

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