バジル精油の使用例
概要
名の由来はギリシャ語の王を意味するBasilicosからとされ、『ハーブの王』や『香草の王』などと呼ばれる、イタリア料理で有名なハーブです。インド原産で、暖かく乾燥したところを好みます。
精油はメチルチャビコールを多く含むもの(エキゾチックバジルと呼ばれる)の他、リナロールを多く含むものや、オイゲノールを多く含むタイプがあるため、購入や使用時には成分を確認し、目的に合ったものを選ぶことが大切です。
バジル精油(メチルチャビコールタイプ)の特徴として、
- 鎮痙れん作用
- 抗ウィルス作用
- 感染による抗炎症作用
- 消化促進作用
- 健胃作用
などがあるとされ、部位として婦人科系、泌尿器系、消化管、運動器系などに使用されることが多いようです。
禁忌は無いとされていますが、メチルチャビコールを多く含むため十分に希釈して使用することが大切です。
具体的な使い方
PMS、生理痛に
精油を植物油やジェルで希釈し、下腹部に適量塗布。
ブレンドすると相乗効果が期待できるもの
- カモマイル・ローマン
- クラリーセージ
- タラゴン
- プチグレン
- ヘリクリサム(イモーテル)
- ラベンダー・アングスティフォリア
- ローレル
など。
胃腸炎、胃痙れん、腸痙れん、消化不良、下痢に
精油を植物油やジェルで希釈し、腹部に適量塗布。
ブレンドすると相乗効果が期待できるもの
- カモマイル・ローマン
- カルダモン
- タラゴン
- プチグレン
- ペパーミント*
- レモン
- ローレル
※ペパーミントは、3歳未満の乳幼児や妊産婦、てんかんの方は使用できません。
消化管の障害(吐き気、嘔吐、乗り物酔い、空気嚥下症、鼓腸、時差ぼけ)に
精油を植物油やジェルで希釈し、みぞおちや腹部に適量塗布。
ブレンドすると相乗効果が期待できるもの
- カモマイル・ローマン
- カルダモン
- キャラウェイ
- クミン
- コリアンダー
- ジンジャー
- タラゴン
- プチグレン
- ペパーミント*
- マジョラム
- レモン*
- ローレル
※ペパーミントは、3歳未満の乳幼児や妊産婦、てんかんの方は使用できません。
※レモンは光毒性があるため、塗布後4~5時間は直射日光や紫外線を避けてください。
筋肉の拘縮・痙れんに
精油を植物油やジェルで希釈し、患部に適量塗布。
ブレンドすると相乗効果が期待できるもの
- イランイラン
- ウィンターグリーン*
- カモマイル・ローマン
- タラゴン
- プチグレン
- ペパーミント*
- ヘリクリサム(イモーテル)
- ラベンダー・アングスティフォリア
- ローズマリー・カンファー*
- ローレル
など。
※ウィンターグリーンは、アスピリンアレルギーの方は使用できません。
※ペパーミントは、3歳未満の乳幼児や妊産婦、てんかんの方は使用できません。
※ローズマリー・カンファーは、乳幼児や妊産婦、てんかんの方は使用できません。