ゼラニウム精油の使用例
概要
ローズに似た香りで、ローズゼラニウムとも呼ばれます。
エジプトやモロッコ、レユニオン島、マダガスカル、中国などが主な産地です。産地毎に成分が異なります。
ゼラニウム精油の特徴として、
- 止血作用
- 皮膚の収斂と鎮静作用
- 抗炎症作用
- 抗真菌作用
- 鎮痛作用
- 神経バランス回復作用
- 抗不安作用
- 蚊忌避作用
などがあるとされます。
禁忌や注意事項もなく香りも良いため、様々な用途に使用出来ますが、特にスキンケアで活躍する場面が多いと思います。
具体的な使い方
切り傷など出血を伴う怪我に
精油を3倍程度の量の植物油で希釈して、患部に適量塗布。
妊娠線やシワ、湿疹や虫さされ、日常のスキンケアに
精油2滴を10mlの植物油で希釈(濃度1%)し、患部に適量塗布。
ブレンド例
- ゼラニウム 1滴
- スパイクラベンダー(スピカ) 1滴
※ローズウッド、シスト(ロックローズ)、イモーテル(ヘリクリサム)、ローズマリー・ベルベノンなども - 植物油 10ml
※ゼラニウムのみでも。
※植物油はローズヒップやアルガンなどを使用すると、さらに良いと思います。
関節炎やリウマチに
1日に3~4回、患部に適量を塗布。
ブレンド例
- ゼラニウム 5滴
- ユーカリレモン 5滴
- ペパーミント 5滴
- イモーテル(ヘリクリサム) 5滴
- 植物油 9ml
※バジル、ローレル、ローズマリー・カンファー、ウィンターグリーンなども。
※植物油はアルニカやセントジョンズワートなどを使用すると、さらに良いと思います。
皮膚や爪の真菌症(カンジダ症、水虫や爪白癬など)に
1日に3~4回、患部に適量を塗布。
ブレンド例
- ゼラニウム 10滴
- ティートリー 10滴
- スパイクラベンダー(スピカ) 10滴
- ローレル 10滴
- 植物油 8ml
※パルマローザ、ラベンダー・アングスティフォリア、レモングラス、ローズウッドなども。
※植物油はカレンデュラなどを使用すると、さらに良いと思います。
入浴剤や芳香浴に
ゼラニウムのみでも良いのですが、ローズウッドや柑橘類の精油と合わせるのもお勧めです。
お好きな香りとなるように、ブレンドしてみてください。
入浴剤として使用する場合には、バスオイルなどの乳化剤をご使用ください。
電気式のディフューザーを使用して芳香浴する場合は、タイマーを1時間以内にセットして稼働させてください。ずっと稼働させ続けるのは、お勧めできません。