ティートリー精油の使用例

ティートゥリー

概要

オーストラリアの原住民アボリジニが太古の時代から利用していた湿地を好む植物で、南半球のラベンダーといわれるほど、アロマテラピーでは最も利用される精油の一つ。
オーストラリアの砂漠化などから、近年では南アフリカなどでも栽培されるようになりました。

ティートリー精油の特徴として、

  1. 抗菌作用
  2. 抗真菌作用
  3. 抗ウィルス作用
  4. 抗炎症作用
  5. 抗寄生虫作用
  6. 免疫刺激作用
  7. 放射線防御作用(放射線治療時の火傷防止)
  8. 歯のホワイトニング効果

などがあるとされます。部位としては皮膚、口腔内、呼吸器、泌尿器などに使用されることが多いようです。

禁忌もなく、様々な感染症に有効とされていますが、敏感肌の方や乳幼児には刺激が強いという意見もあり、十分に希釈して使用する方が良いと思います。

具体的な使い方

カンジダ症、真菌症、ヘルペス、ニキビ、水虫(爪白癬を含む)に

精油を植物油で希釈し、患部に適量塗布。

ブレンドすると相乗効果が期待できるもの

  • スパイクラベンダー(スピカ)
  • ゼラニウム
  • パルマローザ
  • ラベンダー・アングスティフォリア
  • レモングラス
  • ローレル

など。

※ティートリーのみでも。
※植物油はカレンデュラやカロフィラム油などを使用すると、さらに良いと思います。

口腔内の不調(歯痛、口内炎、歯肉炎、歯周病、膿瘍など)に

精油を植物油やジェルで希釈し、患部に適量塗布。

ブレンドすると相乗効果が期待できるもの

  • カモマイル・ローマン
  • クローブ
  • スパイクラベンダー(スピカ)
  • ペパーミント
  • プチグレン
  • ヘリクリサム(イモーテル)
  • レモン
  • ローレル

※ティートリーのみでも。
※植物油はセントジョンズワート(抗うつ薬服用中の方は医師へ相談要)を使用すると、さらに良いと思います。

風邪やインフルエンザ、咽頭炎や喉頭炎、免疫刺激に

精油を植物油やジェルで希釈し、首や胸、背中に適量塗布。

ブレンドすると相乗効果が期待できるもの

  • スパイクラベンダー(スピカ)
  • タイム・ツヤノール
  • ペパーミント
  • ユーカリ・ラディアタ
  • ラヴィンサラ(ラヴィンツァラ)
  • ローズウッド
  • ローレル

ペットや室内のダニやノミに

ペットの場合は、首輪に3~4滴塗布。
カーペットやソファーに、下記のスプレーを週に1回程度噴霧。

ブレンド例

  • ティートリー 40滴(2ml)
  • 無水エタノール 1ml
  • 水 500ml

頭皮の白癬に

1回のシャンプー剤に、1~2滴加えて洗髪する。

歯のホワイトニングに

1回の歯磨き剤に、1滴加えて歯磨きする。使用後は歯ブラシをよく洗う。

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